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熱帯夜に溺れる
第5章 沈殿する夏、静止する冬
 落ちないように浴室の壁に手を押し付け、下腹部に力を込めてなんとか尿意を堪える。けれど、それに気付いた純が執拗に莉子のクリトリスを攻めてくる。

「アッ……、もぉ……出ちゃう」

 その言葉の直後、じゅわり……じわり……、明らかに愛液とは違う温かな液体が莉子の蜜壺から漏れ出した。いいや、蜜壺の内に所在する尿道口からそれはじわりと漏れてきている。
 天秤は排泄することで得られるエクスタシーに傾いた。

「あっ、ぁあ……」

 液体が浴槽内に垂れる音が耳に届いて、ああ、ついにやってしまったんだと、真っ白になった頭の片隅で状況を理解した。

 じわりと滲むだけだった尿は次第に勢いを増した水流となって下に流れ落ちる。莉子の放尿を間近で眺める純の身体にも容赦なく尿が降り注いだ。

 最初は放尿を眺めるだけだった彼はまだ尿を出し続ける莉子の蜜壺に唇を押し当てた。

「アッ、純さ……イヤぁん! アッ、ァア……ンッ! そんなの、舐めちゃ……やぁっ! ァンッ」

 ジュ……ジュルル……チュゥ……、蜜壺の割れ目に舌を這わせて彼は漏れ出た尿を舐め取り自分の喉をゴクリと鳴らした。
 股間に埋まる純の頭を手で押し返すが、びくともしない。純が蜜壺を吸い上げ喉を鳴らす音と苦しげな息遣いが尿の放出音に混ざって聴こえてくる。

 尿を止めたくても、一度解き放ってしまったものは止まらない。やはり今回は尿の量が多かった。

「アッ、アンッ、やだぁ、やめ、て、……ァア……アーーーッ!!!」

 放尿の気持ちよさとクンニの気持ちよさが交ざり合って、もう何で感じて気持ちよくなっているのかわからない。
 尿の放出が止んでも彼は莉子の股間から顔を上げず、まだクンニを続けていた。

 かすかにアンモニアの臭いが漂う浴室で莉子のすすり泣きが響く。

「ふっ……、ぅう……、純さん……止めてって……言ったのに……」

 ポロポロと零れ落ちた涙は、排泄の瞬間を純に見られてしまった羞恥と失った尊厳の涙。莉子の股間からようやく顔を上げた純は、少しばかり湿った前髪を掻き上げて眉を下げた。

「ごめんね。泣かせたくはなかったんだ」
「す、好きな人にっ……おしっこ……してるところ見られて……ゔぅ……、しかも、おしっこ……飲まれて……どれだけ私が……恥ずかしかったか……!」

 立ち上がった彼の胸元を両手の拳で打った。
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