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熱帯夜に溺れる
第6章 泳げない魚たち
 莉子の欲深い女の部分が早くそこに触れて欲しいと疼《うず》いている。身体の奥からとろりと溢れたものがショーツの内側に溜まっている感覚があった。
 でも純はなかなかそこに触れない。焦らしているのは彼の意地悪?

「そんな可愛い顔するなよ」
「純さんが焦らすから! 今日はいつもよりもっと焦らしてるよね?」
「必死で我慢してる莉子が可愛くて仕方ないんだよ」

 ショーツが剥がされて純の骨張った指がようやくそこに触れた。そこから溢れる生々しい音が、彼に触れられる前から濡れていたことを証明していた。

 四つん這いにさせられて今度は後ろから指と舌で蜜壺を弄られる。恥ずかしい部分全てを見られてしまう姿勢なのに今は全てを見て欲しくて、莉子は純に向けてヒップを高く突き出した。

「クチュ……クチュ……、アナルを見せつけて、いやらしい格好だなぁ。……チュパ、ジュルッ」
「ァッ、ァン……ッ!」
「今日は俺の言うこと聞いてくれる?」

 純が耳元で囁くだけでゾクッとする。普段は優しい人が情事の際に醸し出す色っぽくて高圧的な雰囲気には人を従わせてしまう魔力があった。

「なんでも言うこと聞くよ」

 莉子の中に差し込んでいた純の指が抜かれた。ヌルヌルとした蜜がたっぷり絡みついた指を舐めた後、純はベッドの中央で仰向けになる。

「顔の上に乗って」
「またあの恥ずかしいやつ……」
「嫌?」

 そんな風に優しい顔で優しく莉子を引き寄せて、甘い声で言われたら何も言えなくなる。本当に、ずるい男だ。

 羞恥を殺して仰向けで寝そべる純の顔の上に跨がった。彼の手が莉子のヒップを掴んで顔の真上に固定して、純は目の前に晒された莉子の蜜壺に濃厚なキスを送った。

 純が顔面騎乗でクンニを要求することはこれまでに何度もあった。この体勢で蜜壺を舐められるのは恥ずかしさの極みだ。莉子が最も恥ずかしがる行為を今日の純はわざと行っている。

「クチュクチュ、……チュゥゥ」
「アッ……ン!……純さんって……ほんと……クンニ好きだよね……アッ」
「っていうか……莉子のおマンコを舐めるのが好き。クチュ、チュウゥ」
「ンッ、アッ、……えっちっ!……アンっ……」

 部屋が鏡張りじゃなくてよかったと莉子は心底安堵する。もしも壁一面が鏡だったとしたら、欲に酔った自分の顔を鏡に見せつけられてもっと羞恥心を煽られていた。
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