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熱帯夜に溺れる
第6章 泳げない魚たち
 ショーツを脱がせて両脚を開かせれば、真っ赤な顔で瞳を潤ませた莉子がいて、彼女が淫《みだ》れる姿をもっと見たくなる。

「やっぱり今も恥ずかしがるんだな」
「だって純さん、電気も消さずに隅々まで見るじゃない。しかもけっこう……その……隅々まで舐めるし……夏だから絶対蒸れてるのにシャワーの前がいいって言うし……」

 今夜も部屋の電気は消さないままで、互いの羞恥な姿を晒していた。もちろん見るだけでは終われない。

 相変わらず陰毛の少ない蜜壺をじっくり見つめる。ぱっくり開いた壺の割れ目は、先ほど施した指の愛撫のおかげでたっぷりと蜜を吹き出していた。

「シャワーしてなくて蒸れてるって言うなら俺だって汗臭いだろ?」
「純さんの汗の匂いはいいの」
「俺も同じ。莉子の匂いだから気にならない」
「純さんやっぱり超変態……あっ、ちょっと、待っ……ぁっ!」

 莉子が恥ずかしがろうが、快楽に淫れた彼女の声を聴きたくて、莉子の甘さを飲み干したくて、純は莉子の蜜壺に舌を這わせる。割れ目を辿って舐め取ったこの魅惑の味は紛れもなく莉子の味。

「ンッ、やぁっ……ァアッン」

 膣内に挿入した指を莉子が感じるポイントに押し当てながら、膨らんで真っ赤に充血したクリトリスを優しく舐めてやる。甘さが増す莉子の蜜と声に今にも酩酊《めいてい》しそうだ。

「グチュグチュ、莉子……、ハァ……、チュ、チュゥゥ、グチュジュルッ……」
「ハァン……、アッ、乳首は……だめ……アッ……ッ!」

 指で膣内を、舌でクリトリスを同時に責め立て、空いている片手で乳首を摘み、莉子のオーガズムの解放を促した。

「アッ、ァアンっ……アァーーッ!!」

 指を入れていた膣内がきゅっと締まったように感じる。開いた両脚のつま先がピンと伸びて宙に浮き、部屋には無音の喘ぎ声が響き渡る。
 数秒間、法悦の表情で空虚を見つめた莉子の様子からオーガズムに達したようだ。

「……イッた?」
「ん……。クンニしながらの乳首は……ずるいよぅ」
「莉子の感じている声をたくさん聴きたかったんだ」
「えっち」

 さっきからそれしか言われていない。何を今さら……と、笑った彼はベッドサイドのコンドームに手を伸ばす。だが、それを遮ったのは莉子だった。
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