この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
熱帯夜に溺れる
第6章 泳げない魚たち
 絶頂の直後で鈍重な動作で彼女は上体を起こし、純のペニスに手を添えた。

「待って……、私も純さんのおちんちん舐めたい」
「じゃあお願いするよ」

 床に座り込んだ莉子が舐めやすいようにベッドの端に腰掛けた。すでに立派に勃起したペニスを、本音を言えば今すぐ莉子の中に挿入したかった。

 けれど一生懸命、奉仕してくれる莉子を見るのは嫌いじゃない。ペニスが莉子の温かな口内に含まれると、言葉にできない幸福感が全身を満たした。

 フェラチオをされている間に、ああ、やはり……と幸福感の片隅で純は悟った。莉子のフェラチオには昔にはなかったやり方が加わっている。

「チュ、んっ、ジュポジュポ、レロ……ハァ……、ジュポ……、純さんのおちんちん、やっぱりおっきいよね……。チュウゥチュパ……美味しい……」

 そんな可愛いことを言って莉子はまたペニスを貪る。
 勃起した純のペニスの大きさを一体誰と比べている? そのフェラチオのやり方は何人の男に教え込まれた?
 何人の男のペニスをこうして口に含んで舐めて吸って、手でしごいた?

 渦巻く独占欲と嫉妬に、限界が近い。早く莉子をこの手に取り戻したかった。

「莉子……もう無理、挿れたい。このまま、ここに乗って」

 純の素直な言葉が莉子の頬を一層赤らめる。手早くコンドームを装着し、広げた腕の中に飛び込んできた莉子をきつく抱き締めた。
 対面する彼女の腰がペニスの真上に落ちていく。ペニスはゆっくりと、莉子の蜜壺のナカに呑み込まれた。

 指と舌の愛撫でどろどろに濡れた莉子のナカで、ふたつの愛はひとつになった。

「……ッ、アンッ、アッ、ァア……ッ」
「ハァ……莉子……ンッ、ァッ!」

 腰は揺れて、指を絡めて、身体はもがいて、吐息は喘いで、唇を重ねて。
 そうして忘れられない熱帯夜に、ふたりはもう一度溺れた。
/146ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ