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熱帯夜に溺れる
第4章 酔芙蓉の吐息
 純は開いた両脚の間に顔を沈め、莉子の蜜壺に口付けを落とした。グチャグチャに濡れた割れ目を指と舌でなぞってから、真っ赤に熟したクリトリスを可愛がる。

「……ッ、アッ、いやぁん、アッ」

 前回の情事で莉子の好みは大方把握できている。莉子はクンニが好きで特にクリトリスへの愛撫を強く欲する。
 クリトリスを上唇と下唇で挟んで軽く吸ってやれば、チュゥとやらしい音が鳴った。

「チュ、ジュル、ジュルルッ……ハアァ……。感じている莉子はとても可愛いな。チュゥ」
「ァアンッ、アッ、アァ……ッ!」

 こんなことを考えていると知られると莉子に変態呼ばわりされるだろうが、クンニで感じている時の莉子の声が純はたまらなく好きだった。彼女の蜜壺はいつまでも舐めていられた。
 際限なく溢れてくるとろとろの愛液の味もぷくりと腫れた色っぽいクリトリスも、莉子の全部を愛している。

「ンッ、アッ……純さんは……出さなくて平気?」
「俺は大丈夫だよ。そのうち治まる」

 いまだに純は自身の服を上下とも脱いでいない。快感を感じて莉子が気持ちよく眠れるのなら、前戯だけで彼女をイかせて終わるつもりでいた。

 下半身の興奮は治まってくれなくては困る。だが莉子に触れるほどに膨らみは増すばかりで、ジーンズ越しに見える股間部分は莉子に誤魔化しきれないほど盛り上がっていた。

「ゴム、ベッドの下のピンクの箱の中に入ってるよ」
「でも……」
「出さないと辛いでしょう? 挿れて……?」

 年上としても男としても情けない話ではあるが、セックスに関しては純はとことん莉子に流されている。
 莉子が抱いてと言うから、莉子が迫って来たから……、莉子はいつも純の我慢を見透かしては、甘い免罪符を与えてくれる。

 ベッドと床の隙間の空いたスペースにピンクの箱が転がっていた。莉子の許可を得て蓋を開けると、確かにコンドームの小箱が入っている。
 コンドームを手にした彼は苦笑した。

「ベッドの下にコンドームって……、男子高校生みたいな隠し場所だな」
「でもね、エッチな漫画はクローゼットのケースに入れてるの。お母さんがここに来た時に気まずいから」

 赤い頬を緩ませて力無く笑う莉子はやはり身体は辛そうで、純が与えたスポーツドリンクを喉を鳴らして飲んでいた。
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