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満員電車
第13章 恋人気分
仕事が終わり帰宅して料理をしているとメールの受信音がなりました。
急いで携帯電話を開いて見るとお知らせメール。

彼からのメールは朝から来てません。
仕事なのだから仕方ないとは思いながら待ってるととても長く感じてしまう。
ため息を付きながらキッチンへ向かうとまたメールの受信音。
きっとまた他のメールだと思いながら開くと彼からでした。

『(彼)そう言ってくれて良かった。』私は待っていたのを知られるのが嫌で直ぐに返信を打つのを辞めようと思ったけれど今なら返信もすぐにくれるかもと期待してメールをすぐに返信しました。
『(私)いつもお会いするのを楽しみにしてます。』
『(彼)好きなんだね。』
『(私)好きじゃないです!』
『(彼)そうなの?』
『(私)あんなこと初めてです。』
『(彼)凄く可愛くてつい』
『(私)嬉しいです。』
『(彼)俺も初めてだよ』
『(私)ホント?』
『(彼)貴女の横顔が可愛く触れたくなっちゃって』
『(私)私は誰か分からなかったけど嫌じゃなかった。』
『(彼)やっぱり好きなんだね』
『(私)違う、なんか手が優しくて』
『(彼)そうだったんだ。』
『(私)はい。』
『(彼)名前聞いていい?』
『(私)香澄です。』
『(彼)かすみ?』
『(私)そう』
『(彼)なんか変な感じだね』
『(私)はい、今の方が恥ずかしいかも』
『(彼)そうそう、分かる』
『(私)あんなことしておいてね』
『(彼)うん、ホントだよな』
『(私)今朝は触らなかったね』
『(彼)触って欲しかった?』
『(私)そうじゃないもん』
『(彼)触られたくないんだ?』
『(私)そうじゃなくて』
『(彼)嫌なら触らないよ』
『(私)嫌じゃないです。』
『(彼)どうして欲しい?』
『(私)いじわる.........』
『(彼)香澄はどうされたい?』
『(私)秀樹さんが触りたいなら.........』
『(彼)俺じゃなくて、香澄はどうされたい?』
『(私)触られたいです』
『(彼)香澄可愛い』
『(私)恥ずかしい』
『(彼)早く触ってあげたい』
『(私)うん。早く会いたいです。』
『(彼)また明日』
『(私)はい、おやすみなさい』

恋人のような会話も家族が帰って来る前には普段のお母さんに戻ります。

〜恋人気分〜
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