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木の実を集めて君にあげる
第3章 再会したけど片想いは続く
「付き合ってるヤツって、大学生?
瑞樹ちゃんと同じ学校?」
と僕は口にしていた。

アホ過ぎる。
質問は一つずつが鉄則なのに、
一度に二つの質問をしてしまっている。


瑞樹ちゃんが首を振ったけど、
それが、
大学生ってことに対してNOで社会人だと言っているのか、
大学生だけど、同じ学校ってことにNOと言ってるのか、
判らないという結果になった。


これは、紘子ちゃんにリサーチする案件だなと思いながらも、

「まあ、良いや。
僕、やっぱり瑞樹ちゃんのこと、好きだから」と言い切った。

宇田川亮平っていう見えないオトコに対して、
宣戦布告した気持ちだった。

瑞樹ちゃんは下を向いてしまっている。
困っているのかもしれないけど、
続けて言った。


「別にそれは良いよね?
じゃあ、おやすみ」と額にそっとキスをしてから、
車の一輪挿しに置いておいた薔薇を渡した。


クォーター咲き
ロクシタン
宇田川亮平

今日、初めて知った単語を、
頭の中で反復してみた。


車を出して、チラチラとミラーを見てると、
多分、紘子ちゃんらしいシルエットが瑞樹ちゃんに近づいて、
建物に入るのを確認してから、
安心して速度を速めた。
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