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木の実を集めて君にあげる
第5章 ドライバー爆誕
そんな話をしたその日、
瑞樹ちゃんのご両親にもお許しを貰って瑞樹ちゃんを送り迎え出来るようになった。

大学ない時も、
瑞樹ちゃんの処に行って、
一緒に勉強したり、
ちょこちょこドライブしたりもするようになった。


でも、その日、
僕はひとつだけ、瑞樹ちゃんに対して暴挙を犯した。


無理矢理、キス、した。

おまけに、胸を触ってしまった。



なんか、宇田川亮平と瑞樹ちゃんのことが頭に浮かんで、
物凄くヤキモチを焼いたんだと思う。

いや、もしかしたらそれより、
沸き起こる性欲ってヤツに呑み込まれたのかもしれない。


ピルとかを飲んでまで、
あいつと寝てると思ったら、
どうかなりそうだった。


初めてお父様にすることを反対されたって言われて、
当たり前だよってことも言った。

お父様の代弁というより、
僕の本音。


凄い歳上のオトコと寝てるとか、
もう、どうしても嫌だ。

妊娠させられるようなことをするとか、
あり得ない。

年齢差をポイントに、
半分冗談とかも混じえて、
淡々とどうして反対するのかを説明した。


説明したけど、瑞樹ちゃんの心は、
まだ、宇田川亮平に向いているのも感じて、
キスとかしちゃったんだ。


瑞樹ちゃんが泣かなかったら、
そのまま、もっとヤッてたかもしれない。

よく止まれたもんだ。


瑞樹ちゃんも、
そんな僕を許してくれたのかな。
嫌われなくて良かったと、
帰宅してから震えたよ。




そういうわけで、
僕は瑞樹ちゃんの専属ドライバーになった。

しがない運転手でも、執事でも構わない。
瑞樹ちゃんと過ごせる時間が持てるなら。


情けない僕は、
心からそう思いつつ、
やっぱり、瑞樹ちゃんの柔らかい唇やおっぱいの感触を思い浮かべながら、
自分で自分を慰めてた。
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