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木の実を集めて君にあげる
第6章 ラブホ突撃顛末記
春休みが終わると毎日ちょっと遠回りする感じで瑞樹ちゃんを迎えに行って大学に行くようになった。
お互い、授業もびっしり取ってたし、
司法試験予備校の授業も一緒に行くようになったから、
帰りも一緒で、家まで送り届けていた。
予備校がない日は、
瑞樹ちゃんの家で夕食をご馳走になることも多くて、
瑞樹ちゃんも少しずつ食欲が戻ってくる感じがして安心していた。
予備校の日は遅い時間になるから、
瑞樹ちゃんのお父様の帰宅と同じ時間帯になることが多くて、
立ち寄っていきなさいと誘ってくれた。
でも、年齢的にも物理的にも車ってことでお酒も飲めないし、
翌朝も早いからと断ることが多かった。
それでも、金曜日の夜なんかは、
「明日は大学、休みだろう?」と結構誘われることも多かった。
土日も一緒に勉強するという名目で、
瑞樹ちゃんの家に遊びに行ってた。
なんかの時に、
瑞樹ちゃんの顔色が物凄く悪くて、
食事中にふらつきながら部屋で休むと言った夜があった。
本当に倒れるから、
凄く心配してたら、
「女の子的なヤツ」だと言われた。
男の兄弟しかいないから、
その辛さも判らないけど、
何か、酷い病気なんじゃないかと心配で胸が痛くなってしまう。
瑞樹ちゃんのお母様は、
結婚して子供でも産めば少し良くなるなんて言うけど、
本当に病院とかに行って欲しいと思ってしまった。
家に帰って母さんに訊くと、
瑞樹ちゃんのお母様と同じようなことを言ってた。
でも、筋腫とかのこともあるしね…と言われて、
こんなことが続くなら、
絶対に病院に連れて行こうと思ったりしていた。
結構、穏やかな新しいペースの大学生活が落ち着いてきた頃、
僕にとっては物凄く辛くて、
その日そのものをなかったことにしたい日がやって来た。
お互い、授業もびっしり取ってたし、
司法試験予備校の授業も一緒に行くようになったから、
帰りも一緒で、家まで送り届けていた。
予備校がない日は、
瑞樹ちゃんの家で夕食をご馳走になることも多くて、
瑞樹ちゃんも少しずつ食欲が戻ってくる感じがして安心していた。
予備校の日は遅い時間になるから、
瑞樹ちゃんのお父様の帰宅と同じ時間帯になることが多くて、
立ち寄っていきなさいと誘ってくれた。
でも、年齢的にも物理的にも車ってことでお酒も飲めないし、
翌朝も早いからと断ることが多かった。
それでも、金曜日の夜なんかは、
「明日は大学、休みだろう?」と結構誘われることも多かった。
土日も一緒に勉強するという名目で、
瑞樹ちゃんの家に遊びに行ってた。
なんかの時に、
瑞樹ちゃんの顔色が物凄く悪くて、
食事中にふらつきながら部屋で休むと言った夜があった。
本当に倒れるから、
凄く心配してたら、
「女の子的なヤツ」だと言われた。
男の兄弟しかいないから、
その辛さも判らないけど、
何か、酷い病気なんじゃないかと心配で胸が痛くなってしまう。
瑞樹ちゃんのお母様は、
結婚して子供でも産めば少し良くなるなんて言うけど、
本当に病院とかに行って欲しいと思ってしまった。
家に帰って母さんに訊くと、
瑞樹ちゃんのお母様と同じようなことを言ってた。
でも、筋腫とかのこともあるしね…と言われて、
こんなことが続くなら、
絶対に病院に連れて行こうと思ったりしていた。
結構、穏やかな新しいペースの大学生活が落ち着いてきた頃、
僕にとっては物凄く辛くて、
その日そのものをなかったことにしたい日がやって来た。