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not erotic love stories
第90章 背の低い男の子は嫌いですか?2:私が小さな
「ええっー・・・?」
さっきよりも更に大きな声で私は叫んだ。
芝生の上でヤツはうずくまっている。
駆け寄ると、痛みが強いのだろうか右足のすねを抱え、呻いている。
「だ、大丈夫・・・・?」
私が聞くと、太い眉毛のサル顔がこちらを向いた。
「イ、イテェ・・・」
目尻から涙が流れ、光っている。
よほど痛いのか、暫らくそのまま唸っていた。
ようやく絞り出した声に、私は笑った。