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not erotic love stories
第110章 再び体育館の二階で:僕が大きな女の子を好きになった理由
【オオッー・・・・】
僕達三人の声が揃った。
「ヤッー・・・・!」
胸元でガッツポーズする吉川さんの握りこぶしに、僕は、他の二人も感嘆の声を出していた。
「カ、カッケー・・・・」
山田の呟きが、僕は嬉しかった。
豪快なスパイクを決めた彼女の元に、味方の五人が輪を作るように駆け寄っている。
その中には白い歯をこぼす、本山さんの笑顔もあった。
今日はバレー部の三年生を送る壮行会らしい。
後輩達との最後の練習試合を行っている。
例によって、僕達三人は卓球部がある体育館二階の手すりにもたれて見学していた。
もう、三年生は受験の準備でクラブには顔を出さない。
だけと、山田と赤石と僕、西島の三人は飽きずに毎日、体育館にいた。
後輩たちも呆れていたけど、邪魔にならないようにしていたのと、時折、練習につきあっていたからそれほど嫌がれてはいないとは、思うのだけど。
僕達三人の声が揃った。
「ヤッー・・・・!」
胸元でガッツポーズする吉川さんの握りこぶしに、僕は、他の二人も感嘆の声を出していた。
「カ、カッケー・・・・」
山田の呟きが、僕は嬉しかった。
豪快なスパイクを決めた彼女の元に、味方の五人が輪を作るように駆け寄っている。
その中には白い歯をこぼす、本山さんの笑顔もあった。
今日はバレー部の三年生を送る壮行会らしい。
後輩達との最後の練習試合を行っている。
例によって、僕達三人は卓球部がある体育館二階の手すりにもたれて見学していた。
もう、三年生は受験の準備でクラブには顔を出さない。
だけと、山田と赤石と僕、西島の三人は飽きずに毎日、体育館にいた。
後輩たちも呆れていたけど、邪魔にならないようにしていたのと、時折、練習につきあっていたからそれほど嫌がれてはいないとは、思うのだけど。