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not erotic love stories
第110章 再び体育館の二階で:僕が大きな女の子を好きになった理由
「いいなぁ・・・西島・・・」
赤石が、ため息交じりに言った。

「まさか、俺たちの中で一番乗りになるなんてなぁ・・・」
山田も手すりのパイプに埋めた両手の中で、ゴニョゴニョ言っている。

僕は赤くなった顔を見せないよう、同じようの両手の中に隠れていた。
幸せの中の興奮が、これほど胸を高らせることとは、想像もしたことはなかったから。

「あの日」彼女に告白して以来、僕達は恋人同士になった。
毎日、一緒に帰る約束をして、今日もそうだけど、楽しい時間を共有するようになったんだ。

赤石も山田も、未だ告白できずにいる。
三人の中で一番オクテだった僕が恋人を持っているなんて、誰が予想できただろうか。
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