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not erotic love stories
第124章 告白:赤石君が園田さんに恋した理由
右手と左手で、一つのプリントを持っていた。
近づくオデコに、ドキドキしながら。

図書委員会の会議は、僕にとって天国だった。
園田さん、僕の天使のそばにいられたから。

会議の議事録を丁寧な文字で書いている。
シャーペンを持つ指が、何と言うか。

綺麗だな、と。
僕は思っていた。

「・・・ん?」
見上げた彼女の瞳が不思議そうに、僕を見つめる。

「ええっ・・・。」
僕はどうしていいか分からず、ドギマギした声を漏らしていた。

「フフッ・・・」
口元を綻ばせた表情が、妙に大人びて感じた。

ここが卓球台だったら、スピンをかけてリターンするのに。
僕は只、ジッと見つめ返すしかできなかった。

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