この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
not erotic love stories
第125章 初めての願い:赤石君が園田さんに恋した理由
短い時間はあっという間に過ぎてしまう。
僕が言葉を探している時、園田さんがポツリと呟いた。

「どうして・・・?」

か細い声があまりにも小さくて。
僕は、恐る恐る聞き返した。

「えっ・・・なに・・・?」

自転車のハンドルを握る彼女は潤んだ瞳で見つめながら、次の言葉を探していた。
僕は自分の意思とは別に、小さく呟いた。

「もう少し・・・もう少しだけ・・・」
そして、彼女から自転車のハンドルをもぎ取るようにして歩き出したんだ。

「ち、ちょっと・・・」
彼女の戸惑う声を背中で聞きながら、僕はズンズン歩いていく。

駅のそばの公園。
平凡なブランコやジャングルジムのある児童公園に向かって。

僕は何も考えず、ひたすら自転車を引きずっていったんだ。
彼女と、園田さんと少しでも一緒にいたいと思ったから。

/615ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ