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not erotic love stories
第128章 初めてのキス:赤石君が園田さんに恋した理由
「・・・ん・・・・」
触れ合った唇の感触は、今でも忘れられない味だった。

ずっと、それはレモンのような甘酸っぱい味だと思っていた。
でも、少し違った。

初めてのキスの味。
ネットリとした、何とも言えない。

なよッとした、感じ。
果物のような爽やかさはない。

でも。
でもでも。

僕には。
僕にとっては。

忘れられない。
一生で一度の味だったんだ。
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