この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
not erotic love stories
第139章 デッドヒート:初めてのバレンタインチョコ
「ひぃっ・・・・ひぃっ・・・ひぃっ・・・・。」
僕は全力を出した、出し切っていた。

汗に霞むゴール、第二勝者に向かって握りしめたタスキを届けるために。
でも、奴の方が一歩、いや、半歩早かった。

別に最後のゴールでもなく、単に途中経過が1秒ほど、僕の中学校が遅れていただけのことだったんだけど。

僕は悔しくて、悔しくて・・・。
電柱の影で、何度も自分の膝を叩いていた。

彼女に、僕の天使にプレゼントしたかったんだ。
区間賞を。

君のチョコのおかげで勝ち取ったんだと。
そう、誇らしげに言いたかったんだ。

空しく僕の望みは絶たれた。
それでも僕達の中学校は優勝して、地区大会の小さなトロフィーを持ち帰った。

僕は少しの無念さはあったけど、石井さんが待つ教室にドキドキしながら向かっていた。
だけど、そこには予想もつかない喧噪が待っていた。

/615ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ