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第21章 １０：３０ 境界線

「ちょっとー！何、勝手なことしてんの？」

「だっ…ごめん……」

「ごめん？だめ、許さない」

怒らせちゃったかと焦ったけど、爪を食い込ませて僕のお尻を揉む手つきから大丈夫そうだと胸をなでおろした。


「じゃあさ…ここ持って。ん…で、こっちも」

千夏ちゃんの言いなりに、千夏ちゃんがしたいようにしてもらおうと今度こそ覚悟を決める。

この僅かなインターバルでも、上がりきっていた精子が引っ込んでいくような気がしていた。


「うーわっ、これは恥ずかしいね」

そう言いながら、千夏ちゃんは持ち上げられた僕の両足を押さえつけていた。
女の子が男にさせられてるのは見たことがある、この体勢。
僕が、自分の腕に自分の足を引っ掛けて大きく開いているところに、千夏ちゃんが顔を…

（えっ…待って！）

千夏ちゃんの舌が僕のアナルをニュクンと舐めた。

「うはぁんっ…」

「あぁ…もっと入っちゃいそ…」

「ひぁあっ…待って…入れちゃぁあ…」

「待たないよー」

天井を向いたつま先が、ピクピク動いちゃってる。

（恥ずかしいっ……けど、気持ちいいっ）

千夏ちゃんが時々指で弄ってくれるようになってから、僕はアナルまで千夏ちゃんを歓迎する体になってしまった。

「おちんぽ、ビクビク動いてる」