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僕と彼女の週末
第14章 16:30 距離
外はまだ明るいけど、何となく夏の終わりを感じさせる虫の声が聞こえる。

「暑いからやーだ」
手を繋ごうとしたら逃げられた。
住宅街を縫いながら、駅まで続く道を並んで歩く。

「あぁんっ」
小さかったけど、僕は聞き逃さなかった。
立ち止まった千夏ちゃんに、そっと声をかけた。

「どうしたの?大丈夫?」

「ん……垂れてきちゃった…」
少し困った顔をしながら、色っぽい声で話す千夏ちゃんに、性懲りもなく僕のちんこはズクンと疼いてしまった。

体に遅れて頭が反応した。
(垂れて…?)
ピンときてない僕に千夏ちゃんが囁く。

「いっぱい、出したでしょ?」

僕の精子が千夏ちゃんの中から…フラッシュバックするかのように、僕の精子にまみれた千夏ちゃんのおまんこが目に浮かんだ。
ムクッとちんこが起き上がる。

「ごめんね、あの、一回、ウチ戻る?」

「めんどいから、いい」
また僕の前をスタスタと歩き始めた。

(あぁ…そこから僕の…)
千夏ちゃんの下半身を凝視しながら後について歩く。

駅につくと、信じられないくらいあっさり帰ろうとする千夏ちゃんを呼び止めた。
「待っ、待って!」

「なぁに?」

「本当に後でまた来るんだよね?」

「来るよ。しつこいなぁ」
口調から、怒ってるのかと思ったら、何となく足をモジモジしてるのに気づいた。
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