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月あかりの夜
第6章 痴漢
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「わたしは触っていません」とよわよわしく言った。
「大概はそう言う。今駅員さん呼びに行っていますから」と腕を掴んでいる女学生が言った。
「おじさん、諦めな。随分としつこくやっていたから写メ取ってあるからね」と触っているところの写真を見せられた。
暗い写真なので不鮮明だが手が制服のスカート越しに臀部から股を接触したのは確認できる。
が、明らかに痴漢行為であるので身に覚えはなかった。
「わたしら乗った途端に始めたのを知らないと思っていたでしょう。馬鹿じゃない」
やがて、駅員が着て被害者および証人として女子高生も全員に囲まれて駅事務所に連れていかれた。
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