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第7章 サボタージュ

　さぼりで自由になったのは、会社勤めをして始めたであった。
　本当に病欠は何度かあったが嘘休みはちょっと後ろめたくあったしなぜかわくわくした。
　
　まして、目の前に制服着た女子高生がにっこり笑ってコーヒーを飲んでいる。
　
　時間つぶしにと喫茶店に入って差し向かいに座っている。


　１０時になろうとしたら、
「ちょっと出かけて来ますから、待っていてください一時間ほど」と席をたった。

「スマフォありませんよね、きっと」と言われたので、頷く。

　スマホを持つように妻にいわれたが、いまだに時代遅れの携帯電話をつかっていた。

　それで、その日のうちに電話番号とメルアドは彼女にゲットされた。
　
　むろん彼女の番号とメルアドは交換に教えてもらった。

　今普通に使っているLINEを使えるようにスマフォに変えることを約束されられた。

　一時間余ですっかり彼女は、すっかり彼女になってしまった。