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月あかりの夜
第1章 月を見上げる
 妻を担ぎながら見上げる二階の窓はやはり漆黒であった。

 が、月あかりに一瞬白い顔が照らされはっきりとあの女の子の顔形が浮かんだ。

 うら若き女の子に見られているのであった。
 
 そっちを向いてにっとわざと笑って見た。

 そろそろかな、妻をベッドにそのまま降ろしてフィニッシュの正常位を始めた。

 妻はさっき逝ったままで高まっているようで二度三度突いただけで口をあけ、顎を持ち上げて叫ぶ。

 いいーい、とってもいいー、あなたー、いいー、感じるー

 ゆっくりと突くと両足をM字に持ち上げて更に広げて腰を持ち上げる。
 窓側に尻を向けているので2階屋からは挿入状態が丸見えになっているに違いない。

 えい、えいと腰をいれて突き上げると妻はシーツを掴み喉ぼとけを見せながら咆哮していった。

 うおー、いいーっ、うお~っ~
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