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雨の降る夜は傍にいて…
第1章 台風の夜
 12 テキーラサンセット

「じゃ、テキーラサンセットを…」
 彼女はそうバーテンに告げて、じっと私の目を見つめてくる。

 テキーラサンセットだって…

 私は急に胸がドキドキと昂ぶってきた。

 テキーラサンセットだって…

 そうか…

 まさか、そうなのか…

「じゃあ、わたしにも貴方に一杯お返しさせて…」
 すると彼女はそんな言葉を意味あり気に云ってきたのである。

 まさか…

 そうなのか…

 私は彼女に試されてるのか…

 ドキドキ、ドキドキ、ドキドキ…

 これは…

 よく考えろ…

 もしかすると、この返しが、応えのカクテルチョイスが、今夜のこれからの流れを一瞬で左右するはずだ…

 大切だぞ…

 私は一気に昂ぶってしまう。

 なぜならば、彼女の選んだカクテルチョイス

 テキーラサンセット…

 そのカクテル言葉という秘められた意味は

 わたしを慰めて…

 と、いう意味があるからである。

 そして彼女の一杯目の最初のカクテル

 ドライマティーニ…

 知的な愛…

 と、いう意味が秘められているのである。

 ドライマティーニからのテキーラサンセット…

 それは

 知的な愛で、慰めて…

 なのである。

 私は彼女に誘われているのだ…

 慎重に考えろ、チャンスだぞ…


「何がよろしくて…」

 彼女は私を試しているのだ…






 
 
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