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雨の降る夜は傍にいて…
第4章 台風12号MUIFA(ムイファ)
 6 彩ちゃん劇場 ⑤

 そして最も男を意のままに、自由自在に操るのに有効なのがフェラチオである。

『わたしぃ、しゃぶキチなんでぇ…』

 しゃぶキチ…

 しゃぶる、フェラチオが大好きという俗語である。

『わたしぃ、昔、ヤンキーでその地区のチームの頭のぉ女だったんですがぁ…』
 その女になるきっかけ、武器が、フェラチオ、おしゃぶり上手だったんですぅ…

 フェラチオ、おしゃぶり、この口唇の愛撫に男は弱いのである。
 このテクニックに長けていると、ほぼ意のままに男を操る事が出来るといっても過言ではないといえるのだ。

「あぁん、専務ぅ…ああ、いい…」
 専務が夢中になってクンニ、わたしのアソコを舐めてくる。
 そしてわたしはより過剰に、バレない程度に演技の喘ぎをあげるのだ。
 もちろん感じてはいるのだが、更に、より自然に、大袈裟にならない程度に演技する。

「ああん、いい…」

「あ、そ、そこぉ、あぁ…」

「はぁぁ、いいわぁ…」
 そんなわたしの喘ぎに専務は更に煽られ、夢中になって舐めてくるのだ。
 そしてあらかた舐めさせたら攻守交代である。

「あぁん、専務ぅ、今度はわたしがぁ…」
 わたしは猫撫で声を上げ、専務の股間に顔を寄せていく。

「ああ、専務のぉ、大きいぃ…」
 ここで初めて大きさを褒めてあげるのだ。
 もちろん目の前に勃起した怒張があるのだ、よほどのサイズでない限り女には大きい存在である。

 ニュチュ、チュパ、ジュルル…

 たっぷりと唾液を貯めてしゃぶっていく。

「あっ、うっ、ううっ、あ、彩さん…」
 専務は全身をわたしに預け、フェラチオの快感に身悶え、喘いでくる。
 ただし、ここではまだ、本格的なテクニックはまだ使わない。
 十分に専務を昂ぶらせるだけでよいのである。
 切り札はまだまだ残しておくのだ。

 そしてそんな専務はフェラチオには弱いらしい、既に感極まってきたらしく、わたしの口の中で小刻みにチンポを震えさせてきていたのだ。

 よし、最後の仕上げだ…

「はぁ、ふうぅ、専務ぅ…」
 わたしは唇を離し、顔を寄せ、耳元で囁くの。

「専務のぉ、大きいのぉ、ちょうだぁい…」





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