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雨の降る夜は傍にいて…
第4章 台風12号MUIFA(ムイファ)
 14 彩ちゃん劇場 ⑬

「あんっ、あ、ま、ま、あ、くぅん…」
 わたしはワザと甘えた喘ぎ声を上げるのだ。
 これも演技であり、そしてこのより甘えた喘ぎが、男の心を更に煽る事もわかっているのである。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…」
 すっかり彼は感極まった目をし、興奮の息遣いをしてきていた。

「あっ、んんっ」
 彼が乳首を唇に含む。
 もうわたし自身も演技ではなく、本当に感じてきていたのである。
 この演技の喘ぎ声が、わたし自身の感度を昂ぶらせる呼び水にもなるのである


「はぁ、はぁ、はぁ、あ、彩ちゃん…」

「あん、あ、あ、あぁ、まあくぅん…」
 スカートを捲り、一気にストッキングごとパンティを脱がしてくる。

「あん、いやん…」
 そして彼はそのまま、荒々しく、挿入れてきたのだ。

「あん、あっ、あぁぁ…」

 彼の興奮はマックスに昂ぶっていたのだ…

「はっ、はっ、はっ、あ、彩ちゃんっ…」
 彼はわたしの両脚を広げ、正上位で一心不乱に腰を振ってきていた。

 ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ…

 濡れて、湿った、淫靡の音と、彼の荒々しい息遣いが聞こえてくる。

「あっ、あっ、あっ、あぁんんっ…」
 この彼の興奮に任せたような荒々しい挿入は、わたしにとっては堪らない快感であったのだ。
 なぜか、わたしはこんな荒々しいセックスの方が感じるのである。

「あっ、んっ、ああっ、あんん…」
 本気で感じていた。
 この荒々しい突きにより、子宮に彼の怒張の先が当たり、快感を伝えてきてくる。

 ああ、いい、いいわ…

「あっ、あっ、彩ちゃん、んんっ」

「あん、あん、んっ、まあくんっ、んぁ…」

 ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ、ヌチャ…

「あ、ああ、イクっ、イキそうっ」

 えっ、もうなのっ…

 わたしはまだイケそうになかった、まだまだなのである。
 そしてわたしは一気に醒めてしまう。

 だが、ここは、まだ、この時点では演技をしなくてはならない…

「あっ、んっ、いいわっ、で、でも、外にっ、外によおっ」
 そうそう中は危険であったのだ。

「あっ、ううっ、イクっ、っくうぅ…」
 そう叫ぶと一気に引き抜き、わたしの太腿に噴き出したのである。

「あっ、はぁぁぁぁ、んん…」





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