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雨の降る夜は傍にいて…
第5章 秋冷え…
 11 ストッキングの絶頂感

「あっ、ああんっ」
 快感の電流が走った。
 ストッキングの薄いナイロン繊維がザラザラと舌の感触を伝えてきて、その感触がまたもの凄い快感を生んでくるのである。
 つまりはストッキング直穿きで舐めてきたカタチであった。
 そして自ら溢れさせていた愛液により、ストッキングのナイロン繊維の感触が緩やかになりその舌の感触と相まって堪らない快感なのである。

「あぁ、な、なんて…」
 思わず快感に喘いでしまう。

「なぁ、気持ちいいだろう…」
 そう囁きながら舐めてくる。
 そして舌先がナイロン繊維を通してクリトリスに触れた瞬間。

「あっ、っくうぅぅ…」
 絶頂を迎えてしまったのである。

 初めて感じたストッキングラブの絶頂感であった…

 そのクリトリスの舌先の快感に、わたしは堪らずに絶頂感を迎えてしまう。

「あ…あぁぁ…」
 だが、彼の攻めは止まらなかった。

 ビリビリ…

「あんっ、んんっ」
 なんと、そのまま指先でストッキングの股間を破いて穴を開けて、挿入れてきたのである。

「あうっ、んんっ…」

「ふうっ、うっ」
 膣が彼の肉を感じて喜悦の震えを起こしてくる。
 密着感が堪らない。

 彼の怒張は決して大きくは感じないのだが、なぜか、わたしのアソコと大きさがピタリとハマった、一致する感覚が、快感が、感じられるのである。

「あんっ、あっ、あっ、あっ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 いつもなら、初めての相手の怒張には、わたしのアソコ、膣は、初め違和感を感じるのだ。
 そして、二度目、三度目の逢瀬によってわたしの膣がまるでその相手のサイズに合わせるかのように変化をする、していた感じであった。

 だが、彼の場合は違ったのだ。
 初めから一致感、フィット感を感じ、そして膣が愉悦の快感の震えを起こし、喜悦してきていたのである。

「あんっ、ああ、あっ、あっ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

 そして子宮が瞬く間に二度目の絶頂感を昂ぶらせてきていた。

 ああ、こんな、こんな快感初めて…

「はっ、はっ、はっ、はっ…」

 ギシッ、ギシッ、ギシッ、ギシッ…

「あっ、あっ、あっ、ああん…」

 初めて抱かれるのに二度も絶頂感を迎えてしまう。

 今までに、初めて抱かれて絶頂感を迎える事自体が稀であるのに…


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