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雨の降る夜は傍にいて…
第5章 秋冷え…
 53 快進撃

  怖いモノが無くなった…
 
 あの食事会の夜をきっかけに、完全に彼の家族との関わり方を快感への刺激の切望への背徳感と罪悪感へと変えられる程に腹が据わる事が出来、比較的簡単に色々と考えられる様に変わったのである。
 ある意味、もう一人の大胆な自分自身が表舞台に現れたといえるのだ。

 そしてわたしの公私に於ける快進撃が始まるのである。

 そんな大胆になったわたしの影響を受けバスケットの戦略も、選手達も変わっていった。
 まずは攻めるディフェンスといえる戦略が選手達一人一人に染み渡り、そしてそれまで強化してきたシュート力に於いても1本のシュートの大切さが選手達の心にも刻まれたようなのだ。
 そして攻めるディフェンス、つまりはプレッシャーディフェンスから相手ボールを奪い、そこから速攻で攻めるという走るバスケット戦略のカタチがハマり出したのである。
 元々が比較的小型のチームなのであったから、その戦略が余計にハマったのだ。
 また、他県の全国レベルの強豪高校との練習試合等も大学時代の交流により経験でき、それらの強豪高校と互角に戦えられ、それが選手達に大きな自信となっていったのである。

 そしてついに、わたしは、いや、わたし達のチームは10回連続で決勝戦で敗れていた強豪高校にウインターカップ予選決勝戦で勝利し、優勝出来たのであった、しかも試合開始から一方的で圧倒的な展開の大差での優勝を勝ち取ったのだ。

 そしてその1勝はわたしにとっての大きな、そして確実な自信が付いた1勝となり、この試合からわたしの公私に及ぶ快進撃が始まったのである。

 公私…
 公はバスケットボール指導者としてのわたし…
 私は浩司との『不倫』の関係…

 まずは公のバスケットボールでは、その勝利の自信により、ウインターカップという全国大会への指導者歴で初の全国出場を決め、2回戦突破を決めたのだ。
 そして翌年の1年間は県内では無敵の全勝を決め、
 春の新人関東大会ベスト8…
 春の関東大会ベスト4…
 夏のインターハイ出場及び2回戦突破…
 秋のリーグ戦完全優勝…
 冬のウインターカップ2年連続出場及びベスト16…
 そして国体県代表のサブヘッドコーチ就任…
 等々、県内での評価と実績を確実に掴んだのである。


 そして私である浩司との『不倫』の関係…




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