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雨の降る夜は傍にいて…
第5章 秋冷え…
 60 熱い夜 ③

 グチャ、グチュ、ニュプ…
 
 指先で掻き回す様な動きをする度に、粘着質で淫靡な、いやらしい、湿った音が鳴ってくる。

「あ、ああん、ん、いぃ、あん…」
 わたしはその指先の快感に、言葉にならない喘ぎを漏らしてしまっていた。

 それまで指先で膣内を掻き回しながら激しくわたしの舌先を貪っていた彼の唇がスッと離れ、今度は乳首を舌先で弄り、舐め、吸い付いてきたのだ。

「はうっ、あん、やん、ぃあ、んん…」
 膣内を掻き回す指先の快感と、敏感過ぎる乳首の弄りに、喘ぎ、身悶え、わたしはカラダを震わせていく。
  
 グチュ、グチャ、グチャ、グチュ…

 徐々に指先の動きが早く、荒々しくなってくる。
 そしてその荒々しい動きに合わせ、快感の昂ぶりが高まっていく。

 ジンジン、ズキズキ…

 子宮が快感の疼きを昂ぶらせ、奥から絶頂感が湧き出してきていた。

「はあぁ、あん、やっ、わ、いぃ…」
 膣内を掻き回す指先の動きに連動して快感が昂ぶってきていた。

「はうっ、んん…」
 そして乳首の痺れる様な快感と、膣内を掻き回して起こる快感という電流が、まるで繫がったかの様に走り抜けてくる。
 すると彼は、スッと指先を抜き、次の瞬間にクリトリスをその指先でグリッと擦ってきたのであった。

「はあっ、っくうぅぅぅ…」
 わたしは全身をのけ反りながら震わせ、そのクリトリスの擦りで一気に絶頂感を迎えてしまったのだ。

「んんっ、っくうぅぅぅ………」

 あぁぁぁぁ……

 その絶頂感に、脳裏と、心と、カラダが、痺れ、蕩けていく。

 全身が激しくブルブルと絶頂感の震えを起こし、カラダから力が抜けていく。

 だが、熱い夜はまだまだこれからなのであった…





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