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甘い蜜は今日もどこかで
第6章 【キミの隣に居たい】
新しいコンドーム着けたでしょ。
否応なしに挿れてくるのね。
セックスで起こそうって魂胆?
別に何されても良いけど、
いや、寧ろウエルカムなんだけど。
挿入った瞬間から子宮が疼いて
「ん………っ」と声が出てしまった。
ゆっくりな添い寝ピストンでも子宮口に当たっていれば簡単にイかされる。
「んんっ……はぁん……んんっ」
コレは寝たフリは無理難題だ。
耳たぶ甘噛みされて「おはよう」は反則。
「もう挿入ってんじゃん……」
「気持ち良いでしょ?好き?朝セックス」
「ん………ジロウだったら何でも好き」
「これ以上可愛いこと言わないで、椿……また壊してしまいたくなる」
「んんっ……もうイキそ……ジロウ、待って」
「待てない、イって?見てるから」
「やだぁ………私ばっか」
「可愛いよ、椿……朝一で繋がれるの凄く幸せだね」
「あっ……待って、イクっ……イクイク…っ」
朝から絶頂痙攣してぐったりしてしまう。
「ごめんね」とジロウは寝バックで鬼ピストンした直後に射精した。
まさかの、絶倫ジロウ………あざっす。
背中のあちこちにキスしてきて擽ったいよ。
仰向けにされて鎖骨辺りや胸、お腹にキスマークもつけられた。
「意外……こういうのしなさそうなのに」
「椿だから……俺のって印つけとかないと」
「不安なの?」
「まだ夢みたいだから……」
「夢じゃないよ、ほら、おっぱい揉んでるよ?今」
「うん、でも椿、そんなことしたらまた勃っちゃう」
「ちょっとマジで休憩しようか」って言わないといつまで経っても終われない気がする。
照れながら「はーい」とかわざとなの?
私もマーキングしとかなきゃ。
チュッチュッと胸とお臍の下辺りにキスマークをつけたら嬉しそう。
「私だけのジロウだよ」
なんて、柄にもないことを言う。
拗らせていた長年の片想いがようやく動き出した。
もう遠慮しなくて良い。
「たくさん待たせてごめんね」って言われて泣きそうになった。
必死に堪えたのに髪を撫でて
「これからは恋人として宜しくお願いします」って優しく笑うから飛びついてしまうよね。