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第7章 【愛したい守りたい】

「あんっあんっ…ダメっ……イキたい……イかせてよジロウ…っ」




激しいっ……イキそう。
背中を反って浮かす。
あぁ……ヤバい、コレ好き。
逃げないようにガッチリとホールドされて鬼ピストンするんだもん。
それの寸止めとか出来ちゃうんだ？
ヘタレのくせに。




だんだんイキそうでイケない感覚が気持ち良くなってきた。
自分もいっぱいいっぱいのくせして私の顔ばかり見てる。




「おっぱい舐めて、ジロウ」




「え、うん」




そこは素直に舐めてくれるから、喘ぎながらジロウの頭を縛られた手で抱き締める。




「そこ……もっと舌出して舐めて」




おっぱいに気を取らせたら足を立てて私からピストンした。
「あ…っ」て気付いた時にはもう遅いよ。
気持ち良いとこ当たってるもん。
抱き締められてるから振り解けないでしょ？
このままイキなさい。




「あっ…あっ……椿っ…」




「んんっ…んんっ…あぁ…あっあっ……イクっ…イクっ…」




やっとイケた。
もう何も考えられない。
真っ白に弾けてお互い痙攣してる。
ぐったり横たわるジロウの頬にキスをした。




「ま、参りました……」




「アハハ、可愛過ぎ」




まだトロンとした目で見つめられながら腕を解いてくれる。
「キスして良い？」ってわざわざ聞いてくるあざとさ。
ダメと言ったら泣くの？
うーん、と考えるフリして「良いよ」と言ってあげる。
チュッて触れ合って手首を擦ってくる。




「痛かった？ごめんね」




「ううん、寧ろ……興奮した」




真っ赤になるジロウが愛おしくてつい意地悪したりからかったりしちゃうけど、この甘い時間があるからこそ…なんだよ。
照れ笑いしながら「大好き」って抱きついてくる。




此処まで飛んで来てくれたんだよね。
副社長の隣だった部屋じゃなくて、自分で取った部屋に連れ込まれる気持ち……ねぇ、全部計算なの？
一線越えてからずっと驚かされっ放しなんだけど？
ちゃんと意思表示してくれるんだね。
嫉妬心、丸出しに出来るんだ？




「明日、ちゃんと謝ります」って覚悟も見せてくる。
クルッと寝返り、上に跨がる。
「え…？」とマヌケな顔も好きよ。