この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
おっかない未亡人
第7章 ラジオネーム:不毛なワンピース
「え、もしかしておばあちゃんに何か言われたの?」

この子には話さないつもりだったが
この間珠子に言われた先に進めの話をする

「へぇー。ま、今じゃなくていんじゃない?進みたくなったら進めば。」

「だよねぇ!」

「そうそう。」  


~ここで一曲参りましょう、ピースピースで不毛なワンピース~

~♪~

「ママみたいに自由に生きればいいよ。家とか苗字とか気にせずさ。居たいだけ居て出たくなったら出てさ。」

「ありがと。何か泣けてくる。」

「もーまじでばばくさい。デートなんでしょ?しっかりしてよー。」

どっちが年上なんだか分からない





珠子が指定した和食の店に入る

「槻ちゃーん、久しぶりだねぇ~。」

孫に会えて嬉しそうだ

「ご無沙汰してます。」

全然ご無沙汰ではないのだが
とりあえず言うことにしている

「いつもの頼んどいたから。」

慎吾も座敷であぐらをかいていた
みんなに水を回したりしている

「ありがと。」

三原家で集まるときはだいたいこの店だった

「槻ちゃんは仕事はどう?慣れた?」

「慣れないねぇ。人と接するって難しい。」

「何事も勉強だから、先輩の言うことをよく聞くんだよ。」

しばらく槻の近況の話で持ち越す

幸子も適当に相づちを打っていた
夫のいなくなった今、自分は傍観者でしかない


デザートのバニラアイスが運ばれてくる

「幸子さん、この間はごめんなさいね。余計なこと言っちゃったみたいで。慎吾に帰ってから怒られたわ。」

あたしのターンもあるのか
関本とのデートのことを考えていて上の空になっていた

慎吾を見ると気まずそうな顔だった
なんだか様子がおかしい

「とんでもないです。あたしもいつまでもクヨクヨしてないで先に進まないとなんだし、これからは自分の幸せを考えなくちゃだし。」

珠子が意味深な笑みを浮かべる
まずいこと言ったかな?

「幸子さん、その事なんだけど、幸子さんさえ良ければ、、、その、、ねぇ?」

慎吾に話を振っている

「母ちゃん、それは今言わなくても。」

慎吾も濁している

「え?」

二人が煮えきらなくてしらけてくる
早く切り上げてデートのこと考えたいのに

「そのね、幸子さんさえよければ、慎吾と、、この先一緒に生きていくのはどうかと、ね?」

「え、、。」

慎吾が顎を抱えて遠くを見ていた
/122ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ