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おっかない未亡人
第2章 ファーストでセカンドな××××
取材が終わって先方と食事もして
抜かりなく仕事を終えて関本と繁華街を歩く

平日だったがさすが関西は人が多い

「三原さんは慣れてるね。俺すげーやりやすかったわ。」

「嬉しいです。」

ビジネスホテルに向かう道だった
このまま帰る流れなのだろう

「関本さん、もう一杯どうですか?折り入って話したいことがあって。」

関本が目を細めてこちらを見ている
断られるかもと一瞬にして自信をなくす

「話したいこと?」

「はい。どうしても言っておきたいことがあって。」

幸子のただならぬ様子に関本も何か感じとったようだ



バーじゃなくても良かったのだが
居酒屋を三軒くらい回ったがどこもいっぱいだったのだ

男女二人で隣同士座るとどうしても雰囲気が出てしまう

「似合うねその色。カミさんもこういうの持ってるからさ。」

深緑のカーディガン
関本はなんとなくこの色が好きかもと予想してきて良かった

あまり意識しないように淡々と話そうとしたが
カクテルが予想外に早く回ってしまう
顔が赤らんでいるのが自分でも分かった
目がとろーとなってくる

「主人もこれ吸ってました。」

関本の胸ポケットからタバコを取り出す

「ああ、俺も何度か喫煙室で話したことあるよ。ライターも貸したことあるかな。」

「ふふふ。恐れ入ります。」

人生で初めて上目遣いをしたんじゃないかと言うくらい 
自分でも相当酔いが回っているのが分かる

駄目だ 今夜この人を食べてしまう

本能で感じとる

駄目よ幸子
この人は直属の上司なのよ
気まずくなりたくなければ
今すぐここを出ることよ

もう一人の自分の制止も効かない

「三原くんのことは本当に残念だったよ。まだこれからって時だったから。」

「関本さんにはずいぶん支えていただきました。」

「俺は、まあ上司としてできる限りのことは、ね。仕事でフォローするくらいしかできなかったけどさ。」

「いいえ精神的にも支えになってたんです。あたしにとっては。」

「そっか。ならよかった。」

関本はどうやら酒は強いらしい
三杯目を飲んでいるが顔色ひとつ変わらなかった
つまりあの夜も幸子から誘ったに違いない
血は抗えないのだ
心は娘でも体は素直に反応したに違いない

途端に恥ずかしくなる

「ところで話って?」

幸子はカクテルを飲み干した
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