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第13章 蓮の素性

淳side

コイツなんだッ？！

凄い勢いで和也と一樹を凄い力でぶっ飛ばしやがった・・・・

俺に近づき・・・顔を近づけ・・・・。

顎を上げ・・・・

「拓海を連れてこい・・・・」

二重人格かッ？！

目が・・・・

いつもとは全く違う。


「今はだめだ・・・・凪さんがそこにいるんだぞ？」

そう言うと・・・・・。

ゴクッ・・・とつばを飲み込み・・・・・。

堪えてんのか？

コイツ今までで一番ヤバい奴なんじゃ・・・・・。

蓮の手を見ると・・・・ぎゅー――っと拳を握って・・・・・。

歯を食いしばった。

「蓮・・・・俺等が悪かった・・・・それはお前の言うとおりだ・・・いいか？彼女は泣いてた・・・そんな顔で彼女の所に行くのか？」

そう言うと蓮は一回上を見て・・・。

深呼吸し・・・・・。

「・・・怪我は・・・・」

・・・・・・・。

「擦り傷と手首に痣・・・・」

もう一回深呼吸をして・・・・。

自分の頬をバッチバッチ殴って・・・・・。

「・・・・すいません・・・・さっき臨也から連絡貰って・・・・・」

・・・・・・。

そうか・・・。

「悪いのはこっちだ・・・その怖い顔・・・直して彼女のとこ行け・・・・」

そう言うと・・・・。

振り返って、転んでる一樹と和也に手を出し・・・・。

「すいませんでした・・・・」

そう言って2人を立たせ・・・・。

「申し訳ない・・・・」

蓮は2人に頭を下げた・・・・・。