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好きにさせた責任とってよ
第1章 幼馴染み
頑張って!修ちゃん。

でも、最後の最後で、修ちゃんは負けてしまった。


試合の帰りに、家の近くの公園に向かった。

そう言われてみれば、修ちゃんが負けるところ、初めて見たな。

そんな時、修ちゃんが公園のベンチに座っているのが見えた。

「修ちゃん。」

話しかけると、ハッとした修ちゃん。

「葵生。」

落ち込んでいる修ちゃんを見ると、悲しくなった。

「今日、残念だったね。」

そう言うのが、精いっぱいだった。

言葉を振り絞って、修ちゃんを励ました。


「今度も試合あるよ。次、頑張ればいいんだから。」

「もう、試合はないんだ。」

「なんで?」

「今日の試合、負けたら引退だったんだ。」
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