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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第3章 過ぎ越しの祭り(呪われた王宮)
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「つかまえたっ、フフフフ・・・」
「アーッ・・・」

庭園の中央にある刈り込みの迷路の片隅で、ディオンの視界がルナの手で遮られた。
柔らかな感触が心をくすぐる。

ディオンは暫らくの間ジッとしていた。
このまま甘い温もりに包まれていたかったのだ。

二人の荒い息が、植栽の中に溶け込んでいく。
両親の姿はルナの視界から消えていた。

ディオンの汗の匂いがする。
男の匂いである。

この頃急に大人びた二人は、互いを強く意識するようになっていた。

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