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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第51章 祈り(アズート)
しかし、何度迎えてもルナには辛かった。
こうして清い心で祈れば祈る程、死にたい位、後悔が募るのだった。
男達から強烈な官能と精気を受取る事は出来た。
しかしルナにとって、ディオン以外の男との交わりは地獄の苦しみだった。
子供でも授かればとも思ったが、呪いが続く内はやはり怖かった。
母マチルダと自分を重ねてしまう。
「お母様、御教え下さい・・・」
ルナは祈る。
聖剣に向かって。
もしかしたらジュームの精霊が、何かを告げてくれるかもしれない。
こうして清い心で祈れば祈る程、死にたい位、後悔が募るのだった。
男達から強烈な官能と精気を受取る事は出来た。
しかしルナにとって、ディオン以外の男との交わりは地獄の苦しみだった。
子供でも授かればとも思ったが、呪いが続く内はやはり怖かった。
母マチルダと自分を重ねてしまう。
「お母様、御教え下さい・・・」
ルナは祈る。
聖剣に向かって。
もしかしたらジュームの精霊が、何かを告げてくれるかもしれない。