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呪われた王宮~宿命を負う聖少女の物語
第56章 消えた男(アズート)
死は覚悟していた。
いずれ、ここも兵達に襲われるだろう。

その前に自身で命を絶とうと思っていた。
だから邪悪な魂を持つ者を消さなければならない。

殺して神殿の外に出してから、先祖の精霊達の元に旅立つのだ。
慎重に聖堂の入り口に立った僧侶は薄闇の中、目を凝らして驚いた。

誰もいないのである。
壁に埋め込まれたランプの明かりは灯ったまま、赤い血で汚れた石床を照らしていた。

マチルダの説明通りに男がいた事は事実らしいが。
聖堂は円形をしているので隠れる場所などない筈だ。
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