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この世は金で回ってる。
第3章 九尾の狐

言葉を掛けながら手元のコントローラーでホイストを下げる。
踵が地に着き両腕がだらりと垂れる。
長時間の爪先立ちで萎えた足がふらつく。
バランスを崩して倒れそうになるのを抱き締める。
なんて抱き心地の悪い身体だ。
骨に直に皮膚がついているんじゃないか?
餓死寸前の鶏みたいだ。
忌々しさに顔をしかめるが抱き合っているのでそれを珠世が見ることは出来ない。
耳元に唇を近付け囁く。
「無論、虐げる者が悪い。略取する者が悪い。蔑む者が悪い。苛める者が悪い。」
ゆっくり、ゆっくり甘い毒を注ぐ。
「珠世はよく頑張った。よく我慢した。俺は珠世を尊敬するよ。」
きつい言葉でプライドを粉微塵に砕きそれを足裏で踏みにじった後で優しい言葉で救済する。
お前は悪くない。
お前は正しい。
俺だけはそれを知っているし信じている。
何度も何度も繰り返し囁く。
蜂蜜でコーティングされた毒は脳の働きを静かに鈍られせていく。
しゃくり上げる様に嗚咽を漏らすのを頭を撫でてあやす。
落ち着いてきたのを見計らっ肉の薄い尻臀を撫でる。
ビクン!
一瞬身体が硬直するが抵抗はない。
そのまま愛撫を続ける。
「珠世。お前に女として足りない物があるとしたら何だと思う?」
不意の問いに暫く考え込むが珠世は力なく首を横に振る。
「セックスだ。珠世はセックスを知らない。」
「そ、そんな!」
元人妻とすれば聞き捨てられない言葉。
「なんだ?旦那とやってたあれをセックスだと思っているのか?」
顔をそむけようとするのが頬を両手で押さえて強引に此方を向かせる。
「自分の気分次第で勝手に乗っかってヒョコヒョコ腰振って出すだけ出してはい、おしまい。こんなのはセックスとは言わない。オナニーだ。」
極論、暴論、屁理屈。
何と言われても恐れず怯まず退かず強気で持論を押し付ける。
平常心の時ならいざ知らず混乱している今ならどんな無茶苦茶な話も真実として刷り込む事が出来る。
「珠世は本物のチンポすら見た事がないんだ。」
これもさっきと同じ論法だ。
「よく見ろ!これが本物だ!」
手早くベルトを外しズボンとトランクスをずり下ろす。
ブン!
空気を裂いて肉の凶器が天を衝き聳り立つ。
「ヒィ~。」
息を飲みながらも珠世の視線は肉棒に釘付けになる。
踵が地に着き両腕がだらりと垂れる。
長時間の爪先立ちで萎えた足がふらつく。
バランスを崩して倒れそうになるのを抱き締める。
なんて抱き心地の悪い身体だ。
骨に直に皮膚がついているんじゃないか?
餓死寸前の鶏みたいだ。
忌々しさに顔をしかめるが抱き合っているのでそれを珠世が見ることは出来ない。
耳元に唇を近付け囁く。
「無論、虐げる者が悪い。略取する者が悪い。蔑む者が悪い。苛める者が悪い。」
ゆっくり、ゆっくり甘い毒を注ぐ。
「珠世はよく頑張った。よく我慢した。俺は珠世を尊敬するよ。」
きつい言葉でプライドを粉微塵に砕きそれを足裏で踏みにじった後で優しい言葉で救済する。
お前は悪くない。
お前は正しい。
俺だけはそれを知っているし信じている。
何度も何度も繰り返し囁く。
蜂蜜でコーティングされた毒は脳の働きを静かに鈍られせていく。
しゃくり上げる様に嗚咽を漏らすのを頭を撫でてあやす。
落ち着いてきたのを見計らっ肉の薄い尻臀を撫でる。
ビクン!
一瞬身体が硬直するが抵抗はない。
そのまま愛撫を続ける。
「珠世。お前に女として足りない物があるとしたら何だと思う?」
不意の問いに暫く考え込むが珠世は力なく首を横に振る。
「セックスだ。珠世はセックスを知らない。」
「そ、そんな!」
元人妻とすれば聞き捨てられない言葉。
「なんだ?旦那とやってたあれをセックスだと思っているのか?」
顔をそむけようとするのが頬を両手で押さえて強引に此方を向かせる。
「自分の気分次第で勝手に乗っかってヒョコヒョコ腰振って出すだけ出してはい、おしまい。こんなのはセックスとは言わない。オナニーだ。」
極論、暴論、屁理屈。
何と言われても恐れず怯まず退かず強気で持論を押し付ける。
平常心の時ならいざ知らず混乱している今ならどんな無茶苦茶な話も真実として刷り込む事が出来る。
「珠世は本物のチンポすら見た事がないんだ。」
これもさっきと同じ論法だ。
「よく見ろ!これが本物だ!」
手早くベルトを外しズボンとトランクスをずり下ろす。
ブン!
空気を裂いて肉の凶器が天を衝き聳り立つ。
「ヒィ~。」
息を飲みながらも珠世の視線は肉棒に釘付けになる。

