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熱い視線に身体が疼く
第2章 奇跡の再会
「あのさ。俺、祈里の事軽い女だなんて思ってないよ。」

「風斗……」

「もちろん、下心が全くないって事じゃないけど。」

私は軽く微笑んでしまった。

「えっ?」

「だって、それって私の事、女だと思ってくれてるって事でしょ。」


この世に、男女の友情は成り立つものだと私は思っていて。

もしここで風斗に、『何か友達になれそうで』と言われたとしても、それはそれで納得できるもので。

もっと言えば、『ただのファンサービス』って言われても、疑いはしなかった。

だから、私の事少しでも女だって思ってくれているのなら、嬉しいかな。


「祈里。」

呼びかけられて、ドキッとした。

風斗が真剣な目で、私を見ていたから。
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