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熱い視線に身体が疼く
第1章 偶然の出会い
「はい、メイクできました。」

「有難うございます。」

一礼して、鏡を見た。

あまり変わっていないような気がするけれど、まあいいか。


「メイク、出来た?渡辺さん、次こっち来て。」

「はい。」

立ち上がって、偉い人に付いていく。

「今回の主役は俳優さんじゃなくて、人気アーティストだから。もしかして、何度も撮り直しするかもしれないけれど、頑張って付いて来てね。」

「はい。」

そっか。アーティストの人なんだ。

お芝居とか、上手なのかな。

そしてある部屋の中に入ると、そこにはセットが組まれていて、そこで待機するように言われた。


「はい、皆さん。主役の風斗さん入ります。」

えっ⁉風斗って、あの風斗⁉
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