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熱い視線に身体が疼く
第1章 偶然の出会い
「ぶつかって、すみませんと言ったら、二人一瞬見つめ合ってみようか。」
「はい。」
何?風斗と一瞬、見つめ合う?
そんなの、死んでしまうよ~。
スタートがかかって、風斗とぶつかって、すみませんと言って、一瞬だけ見つめ合う。
こんな数秒のお芝居に、どれだけ時間かかってるんだろう。
「はい、OK!」
やっとかかったOKに、ほっとした。
「あんた、演技上手いな。」
撮影が終わった風斗が、私に話しかけてきた。
「ありがとうございます。あっ、でもこれでも劇団員なんで。」
「えっ⁉そうなの⁉慣れてるんじゃん。」
「まあ。」
思い起こせば、これが私達の始まりだったのかな。
「なあ、あのさ。」
「はい。」
何?風斗と一瞬、見つめ合う?
そんなの、死んでしまうよ~。
スタートがかかって、風斗とぶつかって、すみませんと言って、一瞬だけ見つめ合う。
こんな数秒のお芝居に、どれだけ時間かかってるんだろう。
「はい、OK!」
やっとかかったOKに、ほっとした。
「あんた、演技上手いな。」
撮影が終わった風斗が、私に話しかけてきた。
「ありがとうございます。あっ、でもこれでも劇団員なんで。」
「えっ⁉そうなの⁉慣れてるんじゃん。」
「まあ。」
思い起こせば、これが私達の始まりだったのかな。
「なあ、あのさ。」