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ベターハーフは何処にいる
第10章 長い夜と新しい朝
そのまま、新婚旅行に行った私たちは、
ニューヨークで森田くんにも会うことが出来た。
物凄く2人の結婚を喜んでくれて、
ティファニーの写真立てと、銀のスプーンをプレゼントしてくれた。
「ん?
これって?」
「赤ちゃんにだよ」
「やだ。
そんな…。
まだ、早いわ?」
「そんなこと、ないんじゃない?」と言われて、
紅くなってしまう。
そして、その言葉通りに、
帰国して暫くすると、
悪阻が始まってしまった。
「でかした!
ハネムーンベイビーだな?」と、
豪ちゃんのお祖父様に言われて、
2人で真っ赤な顔をすると、
「少子高齢化の昨今、
子供は国の宝で…」と話始めるお祖父様に、
「ほら!あなた?
演説は良いから、
2人に座って貰わないと」と、お祖母様が笑いながら言った。
「性別、判ったら教えてね?
ほら?
着る物とかの準備、あるでしょ?」と、
豪ちゃんのお母様に言われて、
「でも、お楽しみにしたい気がするんだけどな?」と、
豪ちゃんは口を尖らせた。
そして、私は、
「あの…初めてで心配だから…、
仕事を辞めたいんですけど…」と言って、
周りをびっくりさせてしまった。
「それに、豪ちゃん、留守がちで心配だから、
お義母様と一緒に住みたいです」と更に言うと、
豪ちゃんが、
「えっ?」とビックリした顔をした。
「えっ?
だって、判らないことだらけだから。
ここなら、お義母様と菊池さんがいつもいらっしゃるから、
なんでも訊けるでしょ?」と言うと、
「同居なんて、
窮屈じゃないの?」と豪ちゃんが少し困った顔で言った。
ニューヨークで森田くんにも会うことが出来た。
物凄く2人の結婚を喜んでくれて、
ティファニーの写真立てと、銀のスプーンをプレゼントしてくれた。
「ん?
これって?」
「赤ちゃんにだよ」
「やだ。
そんな…。
まだ、早いわ?」
「そんなこと、ないんじゃない?」と言われて、
紅くなってしまう。
そして、その言葉通りに、
帰国して暫くすると、
悪阻が始まってしまった。
「でかした!
ハネムーンベイビーだな?」と、
豪ちゃんのお祖父様に言われて、
2人で真っ赤な顔をすると、
「少子高齢化の昨今、
子供は国の宝で…」と話始めるお祖父様に、
「ほら!あなた?
演説は良いから、
2人に座って貰わないと」と、お祖母様が笑いながら言った。
「性別、判ったら教えてね?
ほら?
着る物とかの準備、あるでしょ?」と、
豪ちゃんのお母様に言われて、
「でも、お楽しみにしたい気がするんだけどな?」と、
豪ちゃんは口を尖らせた。
そして、私は、
「あの…初めてで心配だから…、
仕事を辞めたいんですけど…」と言って、
周りをびっくりさせてしまった。
「それに、豪ちゃん、留守がちで心配だから、
お義母様と一緒に住みたいです」と更に言うと、
豪ちゃんが、
「えっ?」とビックリした顔をした。
「えっ?
だって、判らないことだらけだから。
ここなら、お義母様と菊池さんがいつもいらっしゃるから、
なんでも訊けるでしょ?」と言うと、
「同居なんて、
窮屈じゃないの?」と豪ちゃんが少し困った顔で言った。