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ベターハーフは何処にいる
第1章 犬みたいに舐めて?
豪ちゃんと私は幼馴染だった。
実家が近くて、
誕生日も1日違いで、
産まれた病院も一緒。
それで母親同士がとても仲良しになって、
幼稚園も一緒だった。
小学校からは、受験して、
同じ私立大学の附属の男子校と女子校に通うことになったけど、
ずっと両家を行き来していた。
豪ちゃんの家は、曽祖父の代から代議士をしていて、
お身内もそんな感じだった。
一人っ子の豪ちゃんも、
政治家になることを期待されて育っていた。
私の家は、祖父は大学教授、
父は結構大きい弁護士事務所をやっていて、
親族も学者とか法曹関係者が多かった。
私も一人っ子で、
あまり考えることなく、
同じような道を進むのかなと漠然と思っていた。
大学で再び、同級生になった。
学部も同じ法学部で、
語学の選択も同じだったから、
授業もほぼ、同じのを選択してた。
その後も、3年になって選んだゼミも一緒、
司法試験予備校も一緒で、
大学院も一緒に進むことになってた。
大学進学のタイミングで一人暮らしを始めたくて親に相談して、
「豪くんと同じマンションなら、
なんかあった時、安心じゃない?」というママ達の話で、
同じマンションの違うフロアにそれぞれ住むことになった。
親も含めて周りからは付き合ってるカップルと思われていたけど、
実際のところは本当に単なる幼馴染の同級生だった。
だって、私、
豪ちゃんの男子校時代の同級生の森田くんにずっと片想いしてたから。
それに豪ちゃんとはほっぺにキスはしたことはあったけど、
それ以上のことはずっとすることなかったし、
森田くんに彼女が居るって聞いて、
「失恋しちゃった」と言ってベロンベロンに酔っ払って、
やらかした時に、
初めて豪ちゃんと寝たけど、
本当にいつもあんな感じで、色々してはくれるけど、
挿入することはなくて、
多分、私には欲情してくれないんだなって思ってた。
兄妹みたいな感覚になってるのか、
私が魅力的じゃないのからなんだろう。
だから、何年経ってもこんな感じの2人だった。
私は一足早く弁護士になった。
豪ちゃんは大学院出て、親の秘書をしながら司法試験浪人してる。
そして、森田くんは、私と同じタイミングで司法試験に受かった後、
アメリカとロースクールに行ってしまっていた。
実家が近くて、
誕生日も1日違いで、
産まれた病院も一緒。
それで母親同士がとても仲良しになって、
幼稚園も一緒だった。
小学校からは、受験して、
同じ私立大学の附属の男子校と女子校に通うことになったけど、
ずっと両家を行き来していた。
豪ちゃんの家は、曽祖父の代から代議士をしていて、
お身内もそんな感じだった。
一人っ子の豪ちゃんも、
政治家になることを期待されて育っていた。
私の家は、祖父は大学教授、
父は結構大きい弁護士事務所をやっていて、
親族も学者とか法曹関係者が多かった。
私も一人っ子で、
あまり考えることなく、
同じような道を進むのかなと漠然と思っていた。
大学で再び、同級生になった。
学部も同じ法学部で、
語学の選択も同じだったから、
授業もほぼ、同じのを選択してた。
その後も、3年になって選んだゼミも一緒、
司法試験予備校も一緒で、
大学院も一緒に進むことになってた。
大学進学のタイミングで一人暮らしを始めたくて親に相談して、
「豪くんと同じマンションなら、
なんかあった時、安心じゃない?」というママ達の話で、
同じマンションの違うフロアにそれぞれ住むことになった。
親も含めて周りからは付き合ってるカップルと思われていたけど、
実際のところは本当に単なる幼馴染の同級生だった。
だって、私、
豪ちゃんの男子校時代の同級生の森田くんにずっと片想いしてたから。
それに豪ちゃんとはほっぺにキスはしたことはあったけど、
それ以上のことはずっとすることなかったし、
森田くんに彼女が居るって聞いて、
「失恋しちゃった」と言ってベロンベロンに酔っ払って、
やらかした時に、
初めて豪ちゃんと寝たけど、
本当にいつもあんな感じで、色々してはくれるけど、
挿入することはなくて、
多分、私には欲情してくれないんだなって思ってた。
兄妹みたいな感覚になってるのか、
私が魅力的じゃないのからなんだろう。
だから、何年経ってもこんな感じの2人だった。
私は一足早く弁護士になった。
豪ちゃんは大学院出て、親の秘書をしながら司法試験浪人してる。
そして、森田くんは、私と同じタイミングで司法試験に受かった後、
アメリカとロースクールに行ってしまっていた。