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ベターハーフは何処にいる
第2章 初めての片想い
森田くんが少し困った顔で言った。


「ごめん。
今日はやめておこう」

「えっ?」

「結構、大きいんだよ。
だから、初めてなら尚更、
小松さん、痛くて怖い思いさせちゃうし。
コンドームも持ってないし。
それに、まだ、ちゃんと付き合ってくださいって申込みもしてないのに、
いきなり部屋に連れ込んで弱ってるトコにつけ込むみたいでさ。
ゆっくり付き合って、大切にしたいし」

そう言うと、もう一度、優しくキスしてくれて、
「もう少し、一緒に寝てても良いかな?
自分でなんとかするから」
と笑った。


それで、2人で横になって、
キスをして、
胸とかもそっと舐められたりしながら、
森田くんは自分で自分のを扱くという、
変な状況になった。


「えっと、お手伝いする?」と言って、
そっと私も森田くんのを握ってみたけど、
私の小さい手では届かなくて、
力の入れ加減もわからなくて、
私の手の上から森田くんは自分で上下に動かして、
最後はピュルピュルって白い飛沫が私にも掛かってしまった。


優しくティッシュで拭き取ってくれて、
その後、物凄く狭いユニットバスで洗い流した。



バスタオルを巻いた格好でベッドに座っていたら、
私のスマホが鳴って、
出ないでいたら、今度は森田くんのスマホが鳴った。


相手は豪ちゃんで、
森田くんが出ると、
「愛ちゃん、知らない?
部屋に戻ってないんだけど。
携帯にも出なくて」と、
携帯ごしでも慌てたような声が聴こえた。


「ああ。
一緒に居るよ?
人混みで具合悪くなっちゃって、
部屋が判らなかったから、うちに連れて来て休んで貰ってる」

「そうか。
じゃあ、迎えに…。
あ、ダメだ。
まだ、酒が残ってるから運転出来ないな。
タクシー、捕まるかな?」

「どうだろ?」

「とにかく、迎えに行くから」と言って、慌ただしく電話が切れた。




「あのさ。
やっぱり、豪、小松さんのこと…」

「違うよ?
妹の心配してるだけだから。
それに、きっとこの時間まで電話来なかったんだから、
翔子さんと居たんでしょ?」と言うと、
森田くんは少し複雑な顔をした。

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