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ベターハーフは何処にいる
第3章 いきなりの失恋と喪失
豪ちゃんのお父様達のパーティーなんかにも、
「華を添えたいから」という理由で呼ばれるようになった。
オジサン率は高かったけど、
色々な方が居て、
お話を聴くのも楽しかったから、
豪ちゃんは嫌がっていたけど、
私は結構楽しく出席して、
美味しいモノを飲み食いさせて頂いていた。
中には会場のホテルの最上階のバーとか上品な銀座のクラブとかに誘ってくださる方も居て、
オトナ気分でエスコートして貰うことも楽しかった。
特にクラブのママさん達は、
私達のリアルママ達とはまた違った意味で凄いなと感心してしまって、
あれこれ訊いたりしてたら、
かえって可愛がって貰えた。
たまたま、パパ達と鉢合わせすることになったこともあったけど、
周りから私を褒められて、
パパは満更でもない顔をしていた。
流石にホテルのお部屋までっていう方は居なかった。
豪ちゃんのフィアンセと思われている方も多くて、
単に豪ちゃんのお父様やお祖父様に気に入られたかったり、
私の父や親族と繋がりたい方ばかりだったから、
怖いことも嫌なことも起こらなかった。
そして、とにかく、
現役合格だけを目標に、
更に勉強に力を入れるようになっていった。
森田くんと会話をすることも殆どなかった。
話をするとしたら、
勉強のことだけ。
翔子さんとのことも、
聴きたくないから、
高校までのグループの女子とのやり取りも切ってしまった。
時々、豪ちゃんが、
「愛ちゃん、大丈夫?
なんか、怖い顔、してるよ?」と心配する顔をしてたけど、
張り詰めた気持ちで毎日を過ごしていた。
3年になって、段々、勉強がシビアになってくると、
反動で時々、呑んで騒ぎたくなる衝動にも駆られるようになった。
特に試験の後は、弾けたくて仕方がなかった。
そして、4年の時、
受からなかったらそのまま大学院に行こうと言っている中、
私と森田くんが最後の口頭試問まで残れて、
そのまま合格した。
豪ちゃんは論文で落ちて、
エラクがっかりしていたけど、
「お祝いしようか?」といつものバーに3人で集まった。
「華を添えたいから」という理由で呼ばれるようになった。
オジサン率は高かったけど、
色々な方が居て、
お話を聴くのも楽しかったから、
豪ちゃんは嫌がっていたけど、
私は結構楽しく出席して、
美味しいモノを飲み食いさせて頂いていた。
中には会場のホテルの最上階のバーとか上品な銀座のクラブとかに誘ってくださる方も居て、
オトナ気分でエスコートして貰うことも楽しかった。
特にクラブのママさん達は、
私達のリアルママ達とはまた違った意味で凄いなと感心してしまって、
あれこれ訊いたりしてたら、
かえって可愛がって貰えた。
たまたま、パパ達と鉢合わせすることになったこともあったけど、
周りから私を褒められて、
パパは満更でもない顔をしていた。
流石にホテルのお部屋までっていう方は居なかった。
豪ちゃんのフィアンセと思われている方も多くて、
単に豪ちゃんのお父様やお祖父様に気に入られたかったり、
私の父や親族と繋がりたい方ばかりだったから、
怖いことも嫌なことも起こらなかった。
そして、とにかく、
現役合格だけを目標に、
更に勉強に力を入れるようになっていった。
森田くんと会話をすることも殆どなかった。
話をするとしたら、
勉強のことだけ。
翔子さんとのことも、
聴きたくないから、
高校までのグループの女子とのやり取りも切ってしまった。
時々、豪ちゃんが、
「愛ちゃん、大丈夫?
なんか、怖い顔、してるよ?」と心配する顔をしてたけど、
張り詰めた気持ちで毎日を過ごしていた。
3年になって、段々、勉強がシビアになってくると、
反動で時々、呑んで騒ぎたくなる衝動にも駆られるようになった。
特に試験の後は、弾けたくて仕方がなかった。
そして、4年の時、
受からなかったらそのまま大学院に行こうと言っている中、
私と森田くんが最後の口頭試問まで残れて、
そのまま合格した。
豪ちゃんは論文で落ちて、
エラクがっかりしていたけど、
「お祝いしようか?」といつものバーに3人で集まった。