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ベターハーフは何処にいる
第1章 犬みたいに舐めて?
時間通りにいつものバーに到着すると、
豪ちゃんは既にカウンターに座ってコーラを飲んでいた。


「何、それ?
子供か?」と言いながら、
バーテンダーさんに、
「いつもの!」と言うと、
頷いて用意してくれる。


「どうした?
愛(まな)ちゃん、荒れてるじゃん?」と、
おっとりした顔で言う豪ちゃんは、
なんか、無精髭が熊みたいだった。


「その髭、
お父様に何か言われないの?」と訊くと、

「だって、これで舐めると気持ち良いって…」と耳元で言うから、

「馬鹿っ!」って言いながら太腿を軽く叩いた。


「ん?
紅くなってる。
愛ちゃん、可愛い」と言われて、
ちょっとお腹の奥がキュンとしてしまった。


「でも、ホントに、
その髭、代議士の秘書としてはダメでしょ?」


「平気平気。
どうせ、私設秘書だし、
親のコネでそこにいるの、
みんな知ってるし、
今年も司法試験、論文で落ちたし」と肩を竦める。


テキーラのショットグラスが並べられる。
ライムとお塩と軽いフード。



「よし!
ムカつくクライアント、
糞食らえ!
乾杯!!」と言いながら軽くグラスを当てて、
一気にテキーラを流し込む。


「はぁぁ。
美味しい!
よし、次は豪ちゃんね?」


「んー。司法試験なんか、糞食らえ!
乾杯!!」

また、2人で一気にテキーラを呑み干す。



お酒が弱い豪ちゃんは、
途中、コーラを飲んだりするけど、
私はどんどんショットグラスを呑み干していく。


そして、突然眠気に襲われるのも、
いつものことだった。



「ほら、愛ちゃん、帰るよ?」と言って、
手を繋いでフラフラしながらお店を出る。


お店の外に出るの暗がりで、
背の高い豪ちゃんの首に腕を伸ばして背伸びして、
激しくキスをしながら下半身を自分から押し付けると、

「ちょちょ…っ、
愛ちゃん、激し過ぎ。
家まで待ってよ」と言われても気にせず、
舌を絡ませて唾液を貪る。

テキーラの少し甘くて強いアルコールが、
脳みそと脊髄を溶かしていくみたいだった。


「ほら。
タクシーに乗るよ?」と言われて車に乗ると、
私はいきなりスイッチが切れたみたいになって寝てしまう。


次に気づいた時は、
豪ちゃんの部屋のベッドの上で寝かされているのも、
いつものことだった。
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