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ベターハーフは何処にいる
第3章 いきなりの失恋と喪失
私が落ち着くようにと、
バスルームの中は電気を消してくれて、
キャンドルを置いてくれてた。

少しぬるめのシャワーで全体を流してから、
手にボディソープを落として優しく洗ってくれる。

「触られた処、どこ?
ここは?」と訊きながら、
丁寧に洗ってくれる。

そして、特に両脚の付け根は念入りに洗って、
「ナカはさ、指、挿れられるの怖いでしょ?
思い出すもんな。
自分で洗えるかな?」と訊いてくれるけど、
自分でも怖くて洗えないと言うと、
本当に優しく、そっとシャワーで流してくれた。


髪も洗ってくれてから、
香りが良い入浴剤を入れたバスタブに2人で入ると、
後ろからギュッと抱き締めてくれた。



そして、お風呂から出ると、
髪も乾かしてくれる。

着替えはなかったから、
ブカブカの豪ちゃんのトランクスとTシャツを着せられた。


そして、丁寧に歯磨きをしてから、
2人でベッドに横になった。


「私が迂闊だったの」

「そんなことないよ?
悪意を持って、薬飲ませて、
ホテルに連れ込んだヤツが悪いんだよ」

「写真撮られた時、
保険だって言ってた。
ばら撒いたりはしないって…」

「警察に告訴されないようにかな?」

「同じ大学の商学部だって。
下の名前は…偽名だよね?
大学で会ったらどうしよう?」

名前を聞いて豪ちゃんは眉を上げた。

「マンモス大学だし、
学部違うなら会わないよ。
4年なんて、そんなに学校行かないし、
俺が必ず、一緒に居るから」

「豪ちゃん、ありがと」
豪ちゃんの頬にキスをした。


「私、したことなかったのに。
キスだって1人しかしたことなかったのに…」と泣くと、

「俺なんてさ。
童貞だぞ?
初めては残念だったけど、
こんなの、ノーカンだよ?
次が本当の初めてだからさ」と言って、
髪を撫でてくれる。


携帯が震える音がする。

豪ちゃんが手を伸ばしてディスプレイを見る。

「おっ。森田だ」と言うから、

「嫌。
出ないで?
他のヒトと電話しないで、
私を抱き締めて?」と言った。


「あれ?
愛ちゃん、こんなに甘えん坊だったかな?」と言って、
しっかり抱き締めてくれて、
額にキスをしてくれた。


「豪ちゃん、唇にキス、して?」と言うと、

「俺のもあれ、ノーカンなら、ファーストキスなんだけど」と笑って、
そっとキスをしてくれた。
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