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ベターハーフは何処にいる
第4章 再会
暫くしたら、ドアのチャイムが鳴って、
ノックまでされる。


うわ。
きっと豪ちゃんね?
まさか、森田くんも?


そう思いながらドアを開けると、
「こら!
ちゃんとドアスコープ、覗いて確認した?
オートロックのマンションでも、
いきなり開けたら危ないだろ?」と、
豪ちゃんに言われてしまう。


「ほら。
これ、お土産だってさ。
直接渡せばって言ったけど、
なんか遠慮してたみたいで。
月曜のフライトで帰っちゃうから、
メシでも行きたいし、
土曜あたりに呑みにも行きたいな。
なかなかもう、帰らないって言ってたぞ?」と言いながら、
見慣れた紙袋を渡される。


ダイアン・フォン・ファステンバーグのやつ。
日本と同じ紙袋なんだなと、
当たり前のことを思って笑ってしまった。


「取り敢えず、今夜は実家に顔を出しに行くって言ってるから、
俺、送って来るよ」と言いながら、
豪ちゃんは自分の部屋に戻ってしまった。


紙袋から薄紙でラッピングされたものを出してみる。

華やかな柄のワンピースは、
多分新作で、
まだ日本には入って居なかった。

サイズ、よく判ったなと思いながら、
ギュッとワンピースを抱き締めてみる。


凄く嬉しい。
でも、単なるお土産。

多分、最初で最後のプレゼントだよね?


そう思ったら涙がポロリと溢れてしまった。
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