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ベターハーフは何処にいる
第4章 再会
「2枚、あるよ?
豪と行くんでしょ?」
「豪ちゃんは、こういうの、苦手なんだって。
なんか、ムズムズするって。
それに、その日は実家に行くって言ってたから、
1人で行こうと思ってたの」
「もしも熱が下がったら、
一緒に行っても良いかな?
エスコートさせて?」
「えっ?」
「熱、下がらなかったら、
この部屋で一緒にライブ、聴こうか?
携帯に音源、落としてあるヤツだけど」
私はドキドキしながら頷いた。
「あ…でも…」
「えっ?
何?」
「翔子さんが、二度と森田くんに近づかないでって…」
「もう、別れたから」
「えっ?」
「終わったんだ」
「だって、妊娠してるって?」
「あれ、他のオトコとの間に出来たコドモだったんだ。
セックスもしてなかったし、
もっと言うなら、多分、僕、子種ないし」
「えっ?」
混乱し過ぎて、
熱が高くなってきたような気がする。
「それに、小松さんに謝りたくて」
「えっ?」
「樹のこと」
私は驚きのあまり、声が出なくなってしまう。
呼吸も苦しくて、
気づいたら意識が無くなっていて、
目を開けたら心配そうに豪ちゃんが覗き込むようにして冷たい濡れタオルで私の顔をそっと拭いてくれていた。
豪と行くんでしょ?」
「豪ちゃんは、こういうの、苦手なんだって。
なんか、ムズムズするって。
それに、その日は実家に行くって言ってたから、
1人で行こうと思ってたの」
「もしも熱が下がったら、
一緒に行っても良いかな?
エスコートさせて?」
「えっ?」
「熱、下がらなかったら、
この部屋で一緒にライブ、聴こうか?
携帯に音源、落としてあるヤツだけど」
私はドキドキしながら頷いた。
「あ…でも…」
「えっ?
何?」
「翔子さんが、二度と森田くんに近づかないでって…」
「もう、別れたから」
「えっ?」
「終わったんだ」
「だって、妊娠してるって?」
「あれ、他のオトコとの間に出来たコドモだったんだ。
セックスもしてなかったし、
もっと言うなら、多分、僕、子種ないし」
「えっ?」
混乱し過ぎて、
熱が高くなってきたような気がする。
「それに、小松さんに謝りたくて」
「えっ?」
「樹のこと」
私は驚きのあまり、声が出なくなってしまう。
呼吸も苦しくて、
気づいたら意識が無くなっていて、
目を開けたら心配そうに豪ちゃんが覗き込むようにして冷たい濡れタオルで私の顔をそっと拭いてくれていた。