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ベターハーフは何処にいる
第5章 ちゃんと知りたい
「翔子ちゃんとは、
付き合ってと言われた後も、その…。
セックスとかはしてなかったんだよ。
最初と同じように薬か何かで眠らされたようなことはあった。
だからセックスしたって言われたら、そうなんだと思って、
妊娠したって言われても、
まさか樹とそういう関係だなんて知らなかったから、
鵜呑みにした。
結婚するしかないって思った。
まさか、そんなことまで企んでいるとも思わなかったし。
おまけに、翔子ちゃんは、もっと酷いことを企んでて、
僕の心が小松さんにあることを知っていたから、
樹に頼んで、
卑怯なことをさせたんだって…。
豪からその話、された時、
信じられない気持ちと、
自分のせいだっていう気持ちで、
とても小松さんと向き合えなくて、
逃げるようにアメリカに行ったんだ。
僕が一番、卑怯だったよね。
今回、やっぱりはっきりさせようと思って、
帰国してすぐに樹たちと会った。
それで、全部聴いたよ。
テニスサークルでも、酒や薬を使って、
そういうことしてたって」


「そんな…」


「それで、
豪が傷ついた小松さんに寄り添ってきたことも知ってたし、
小松さんと豪が結ばれても…。
それが一番良いことだって思ってたから」


「でも、私と豪ちゃんは…」


「うん。
豪から聞いたよ。
でも、セックスだけが大切って訳じゃないし、
豪は確かに小松さんのこと、好きだし、
小松さんも…」


「もう!
何度も言ってるでしょ?
本当に、兄妹みたいにしか思えないの」


「えっ?
だって、キスとか…それ以上のこともしてるでしょ?」


「してるけど…。
癒しみたいなものだから…」
と言った。


「翔子ちゃん、また妊娠したって。
樹との子供。
それで、流石にアメリカに居る僕の子供とは言えないし、
前回、僕には相談もなく堕胎してて、
今回も堕ろすのはってことで、
樹と結婚するって言ってた。
僕は、あの時の真相を聞いた上で、
樹たちとは縁を切ってきて、
もう日本にも戻らないって言ってきたよ。
写真も、ちゃんと削除させたから。
本当に、痛々しくて…。
小松さん、ごめんね?」と、
涙を流して私を抱き締めてくれた。




「写真…観たの?」
と言うと、
私は軽いパニックを起こして、過呼吸になってしまう。

咳も出てしまって、
あまりにも苦しくて意識がなくなってしまった。
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