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ベターハーフは何処にいる
第9章 ベターハーフはいつも隣に
お部屋の方に戻ると、
冷蔵庫には冷やされたウェルカムドリンクやフルーツがあったりして、
寝室のベッドの上には真っ赤な薔薇の花弁でハートが描かれていて、
あまりにも気恥ずかしくて2人で見つめ合った後、
声を上げて笑ってしまった。


「なんか、凄いね?」

「でも、この上に寝たら、
花弁、潰れちゃうし…
そうだ!
薔薇のお風呂に入る時、
一緒に入れちゃう?」と言うと、
豪ちゃんがリビングエリアのメニュー表みたいなヤツを持ってきて、
その上に花弁を集めてくれた。


「さっきのカゴに入れてくるね?」と言って、
その花弁を運んでくれた。


戻ってきた豪ちゃんは、
改めてという感じで私を見つめると、

「やっと思う存分、愛ちゃんを抱ける。
愛ちゃん、愛してる」と言って、
額にキスをする。

「えっ?
額になの?」と言って、
首に手を回して背伸びをしながら唇にキスをせがむと、
「額だけじゃないよ?
身体中にキスするから…」と耳元で言った。


耳が熱くなって、
顔まで紅くなってしまうと、

「愛ちゃん、可愛い。
僕だけの愛ちゃん。
愛してるよ」と囁く。


「私も…。
愛してる。
豪ちゃん、大好き」と言って、
唇にキスをした。


「シャワーとか、待てない。
すぐに抱きたい」

「えっ?
汗、かいてるよ?」

「俺も…。
でも、待てない。
良いでしょ?」と言って、
服を脱がし始める。


「明るくない?」

「良いじゃん。
見たいもん。
良いよね?」と、
自分も脱ぎながらどんどん服を脱がせると、
ベッドの上掛けをめくって私をそっと押し倒す。


「結婚式の時、お腹大きいのは可哀想だって母さんが言うから、
我慢してたんだよ。
上手くコントロール出来なくてナカに出しちゃいそうだし、
ゴムすると、愛ちゃん、痛いって言うからさ」と言う豪ちゃんの下半身は、
既に硬くなっているのを感じた。


「えっ?
そうだったの?
なんかね。
豪ちゃん、したくないのかと思ってたの。
してって言うのも、恥ずかしくて…。
はしたないかなって…」

「してとか言われたら、
もう、なりふり構わず押し倒してたよ。
良かった」と笑うと、

「じゃあ、言ってよ?」とキスをするので、

「豪ちゃん、して?
欲しいの」と言いながら舌を絡めた。
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